歯が口腔内で揺れるからといって必ず抜歯をしなければいけないということはありません。
歯が揺れている時に抜歯の必要性があるケースは以下のような場合です。
・揺れと同時に強い痛み、炎症症状や排膿を伴う場合。
・動揺歯の部分で全く噛むことができず噛み合わせが著しくアンバランスな場合。
最終的に抜歯を行うかどうかは患者様のご判断にもちろんお任せしています。
しかしながら、状態の良くない歯を庇って他の状態の良い歯に過度の負担がかかることは避けたいものです。
どの歯を残し、どの歯を抜歯するかというのは抜歯後の噛み合わせのリカバリーも含めた総合的な判断になります。
抜歯後当日にに通常通りにお食事をしていただくことは全く問題ありません。
しかしながら麻酔の効果が消失してからのお食事でお願いします。
個人差はありますが抜歯後約48時間ほどはお食事とともに血液の味を感じてしまいます。
歯ぎしりや食いしばりをされる方は口腔内の組織に特徴的な変化が見られます。
頬粘膜の内側には白線のようなスジができます。
また、舌の側面には歯の圧痕がくっきりと残ります。
さらに骨隆起と言われる骨の高まりが認められることもあります。
このような所見が認められた場合は歯ぎしりや食いしばりをしている可能性が非常に
高くなります。
知覚過敏に対する対処方法は大きく3つあります。
1つ目に歯医者さんで塗布できるしみ止めを塗る方法。
2つ目に知覚過敏予防の歯磨き粉の使用。
3つ目にマウスピースの使用です。
この中でも特に2つ目の知覚過敏予防の歯磨き粉の使用は高い効果を発揮します。
当院で販売している『システマセンシティブ』という歯磨き粉ですがとっても高い効果を発揮します。
硝酸カリウムと乳酸アルミニウムの二つの薬用成分を含んだ唯一の歯磨き粉です。
しつこい知覚過敏にお悩みの方は是非ご使用ください。
歯磨き剤には発砲成分のラウリル硫酸ナトリウムというものが多くの場合含有されています。
このような発砲成分を含む歯磨き粉の場合、歯磨き中に泡がたくさん発生することにより歯磨きをした気になってしまうので当院としてはあまりオススメしておりません。
ジェル系統の歯磨き粉であればそのようなこともなく快適に歯磨きを行えます。
当院では保険外診療の被せ物、及び義歯に関しましては永久保証としております。
保証対象になる患者様は継続的に当院にてメンテナンス(口腔管理)をさせて頂ける方に限りますのでご了承ください。
メンテナンスの期間は最長でも6ヶ月に1回の頻度をお願いしております。
装着されている入れ歯が部分入れ歯の場合は、入れ歯を安定させる為に残っている天然歯にバネをかけます。
ここで問題になるのがバネをかけられる歯の状態に関してです。
バネがかけられる歯を鉤歯と言いますが鉤歯はバネの支えになる為に大きな負担がかかります。
この鉤歯が歯周病を患っているとと入れ歯の負担に耐えきれずに鉤歯は痛み出してしまうのです。
このような場合には鉤歯の歯周病治療に加えて、入れ歯のバネの調整が必要になります。
場合によっては入れ歯を作り直し、バネの配置を変更する等の処置が必要なこともあります。
お子様を歯科医院に連れてきて頂くタイミングですが、1歳前後が望ましいかと思います。
だいたい上下2本ずつが萌出してきたタイミングです。
この頃から少しずつ歯医者さん慣れをして頂くことで、早い段階からフッ素塗布などの予防処置に取り組むことができるようになります。
上下左右全ての歯に対して歯牙には後方から前方へと移動する力がかかります。
経年的な変化により特に大臼歯は近心方向(前方方向)へと傾斜します。
最終的に大臼歯に押された前歯部には歯列の不正が生じます。
虫歯のなりやすさは唾液の性質に大きく影響を受けます。
食後に口腔内のPHは酸性に傾きますが、その酸性に傾いた口腔内の環境を中性へと回復させる役割を担っているのが唾液です。
酸性から中性へと口腔内の環境を改善する唾液の働きを緩衝能と良いますが、この緩衝能には個人差がとてもあります。
当院ではこの唾液の緩衝能を調べることにより虫歯になりやすい体質なのかどうかを調べることができます。